CORY's twilight zone | 98備忘録 (tips) | 内蔵IDEを無効にして FreeBSD(98) が起動しない場合

内蔵IDEを無効にして FreeBSD(98) が起動しない場合

2001.07.20 / CORY

 
UIDE-66などを増設し、内蔵IDEを無効にした場合、INT3(irq9)が解放されます。このとき、他のpnpデバイスがirq9を割り当てられる可能性がありますが、この状態で FreeBSD(98) (kernuide) を起動すると、起動時のデバイス認識でfreezeするようです。
 
FreeBSD(98) の uide support kernel では、UIDE-66/98 用ドライバ (ata) とともに、内蔵IDEドライバ (nac) も有効になっています。この nac ドライバがデバイスの認識を試みる際に、別のデバイスが irq9 を使っていると、ここで固まってしまうようです。
よって、nac ドライバを無効にすることで回避することができます。
インストール時に nac を認識させないように設定することが手っ取り早いですが、インストール後の場合には、手動でkernel.confを記述します※1
 
また、既にirqが重なっており起動できない場合は、デバイス認識前のプロンプトでpnpscanを実行してからbootすることで、起動できるようです。シングルユーザーモードで設定し直すのが面倒でしたら、お試しください。
 

※1 /boot/kernel.confを開き(無ければ作成)、次のように記述します。
di nac
q
(q は終了を意味します)

 
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