CORY's twilight zone | 98備忘録 (tips)
| Printy2 を Windows で使う
Printy2 を Windows で使う
2003.05.21 / CORY
一時期ジャンク屋経由で出回ったシリアル接続のサーマルプリンタ Printy2(三栄電機 BS-80TS)を、パソコンにつないで使ってみます。
PIC などから直接制御する方法を書かれている方は見掛けるのですが、単純に Windows のプリンタとして使う方法を書かれている方は意外と見掛けないようですし、直接質問をいただくこともあったので、ここに書いておきます。ドライバが提供されていますし、ごく普通に使えるものなので、あまり意味ないとは思うのですが一応。
それよりも、今なおきっちりサポートしてくれているようで嬉しいですね、ドライバは各機種共通になっており、2003年02月に更新された最新版を使うことができます。さらに、この類の機器にありがちな、販社経由でないとドライバやマニュアルをくれないなんてケチくさいことも無く、有り難い限りです(^_^)。
用意するもの
- Printy2 本体
- ACアダプタ(DC6V 1.5A)、または単三アルカリ乾電池4本
- クロスシリアルケーブル(プリンタ側は DB-25メス)
- 感熱ロール紙 幅80mm
- Windows95/98/2000 が稼働している PC-9800 シリーズ
(WinMe/XP や AT互換機は未確認。シリアルポートさえあれば動くだろうけど、確認する気はないので。)
- 三栄電機が提供しているプリンタドライバ
使い方
- まずは紙を入れます。ちなみに用紙は下から上に出すように差し込みます。
- テスト印字します([FEED] を押しながら電源を入れる)。
ボーレートやパリティチェックなど現在の設定値が印字されるので確認します。また [SEL]/[…] ボタンを押すと設定モードに入り、設定値を変更できるので、必要があれば適宜変更します。なお、通常は 19200bps にしておくと少し嬉しいかも:-)。
- シリアルクロスケーブルで、パソコンのシリアルポートとプリンタをつなぎます。
ちなみに、今回は Yakkoちゃん(PC-9821St15)の COM1 で動作確認。
- 普通のプリンタをインストールするのと同様に、コントロールパネルから「プリンタの追加」をします。
このとき、「ローカルプリンタ」を選んでから、接続先の COM ポートのみにチェックを入れ(当たり前)、「ポートの構成」ボタンを押します。ここで、プリンタ側で指定したボーレート等と合わせておきます。
- 「ディスク使用」ボタンを押して、ダウンロードしたプリンタドライバを読み込ませ、一覧の中から "SANEI BS-80T/TS" を選択、インストール。テスト印字すれば、とりあえず印字されると思います(右側は欠けますが)。
仕様(メーカーの仕様書または NEC 制作「S1444取扱説明書」1997年02月版から)
- 型番
- Printy2 BS-80TSL/TSD(ライトグレー/ダークグレー)
- 型番(OEM)
- Printy2 S1444
- 印字方式
- 感熱シリアルドット方式(16dot)
- 用紙幅
- 80mm
- 印字幅
- 66.1±1.0mm
- 紙送りピッチ
- 0.165mm
- 印字速度
- 41cps
- 内蔵フォント
- JIS-C6220準拠+特殊パターンなど 256種類
JIS第一水準非漢字 504種
JIS第一水準漢字 2965種
JIS第二水準漢字 3384種
- 消費電流
- 待機時 100mA、印字時 1A/avg, 4.2A/peak
- 電源
- DC 6.0V 1,500mA
乾電池・単三アルカリ4本
- 外形
- W134xH60xD184(mm)、本体 550g
- 指定用紙
- NEC S1448-01
- 電波障害規制
- VCCI第二種適合
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